血圧と性行為について

変動しやすくて病院で高めにも低めにもなる血圧の値

もともと血圧が低めである人はあまり高血圧になりにくいのではないかと思う人も多いでしょう。確かにそれは一理ありますが、必ずしもならないというわけではありません。女性はもともと低めになりがちであり、更年期になると一度不安定になって、男性と変わらないような血圧になることがよくあります。また、病院で血圧測定をした際に高めに出てしまう人もいるのが事実です。白衣症などと呼ばれるものであり、病院で測定をした際には緊張してしまって高い値が出てしまうという人もしばしば見られます。こういった現象も起こりうることから、しばしば血圧測定は困難を極める場合もあるのです。また、一日の間にも変動があることがしばしば問題として取り上げられます。病院に来て診療を受けるお昼前後の時間帯は低めであっても、夕方や早朝には高くなるという人もしばしば見かけられます。特に早朝高血圧と呼ばれる現象が注目されるようになっており、その対応が求められるようになっています。これは、降圧剤によって治療をしている患者が病院を訪れる日中は低めになっていてしっかりと血圧がコントロールされているように見えるものの、早朝だけは突出して高くなってしまっているという現象です。これによって早朝に脳卒中や心筋梗塞を起こしてしまう患者が見られるようになっています。長時間作用型の降圧剤を使用したり、24時間有効な降圧剤を用いる場合にも夜に飲むように服薬指導をしたりして、早朝における降圧剤の血中濃度を十分に保つことが必要になります。年齢によっても時間によっても、その人の精神状態によっても動くパラメータである血圧はしばしばこういった混乱を招く危険性があるものなのです。